先日たまたま東京・本郷で開催された Android Bazaar and Conference 2011 Winter に出向く用事があったんだけど、その会場で楽しいモノを発見してしまった。あのパイオニアさんが、なんと Android OS で動くサイクルコンピュータの試作品を展示していたんだよね。

エキップアサダと共同開発しているというから、かなり本格的。オプションのアプリや機能部品をダウンロードできるようにするとのことだし、Android のエコシステムを存分に活用したバイク・コンピューティングを実現してくれるかも。

リンク先の写真にあるように、コンピュータのデスクトップ画面は確かに Android そのもの。サイクルコンピュータの一般機能をすべて実装するほか、ケイデンス測定できる(専用デバイスあり)。アダプター経由でバイクにワンタッチで取り付け・取り外しができるので、自転車を離れるときは Android デバイスも一緒に、が可能。いい感じですね。開発者の方々には、音声ガイダンス機能をつけてもらうように頼んでおきました。:)

パイオニアさんには、是非このシステムをツールドフランス出場チームに提供していただきたい(声を大にして言います)。

仲間とやっているクラブでも導入実験しちゃいたくなるなあ。

five five nine magazine というノースショア系バイクカルチャーがテーマのデジタルグラフ誌。Issue 1 が無料でダウンロードできる。これ印刷物でも読んでみたい編集クオリティなんだけど、いったん大画面のモニタで見ちゃうともう戻れないな。「切断面をどう見せるか」イコール「編集」なわけで、その意味ではこの雑誌は写真とデジタルが交錯する最高の「切断面」を見つけたって感じ。イメージとデジタル雑誌の親和性は高い。Issue 2 が待ち遠しいゾ。

束の間の「自由」。恋人の元へ自転車を駆る… 田舎道を夜通しかけて。なんて美しいんだ。(映画 Laissez-passer 邦題「自由への通行許可証」より):

http://www.youtube.com/watch?v=DUSLGcDYbFU

(自転車を捉えるカメラアングルといい、クランクのアップ映像といい、監督のベルトラン・タヴェルニエを自転車マニアとして認定します)

Milano Lounge Chair - www.bikefurniture.com

人間の身体拡張機能としての自転車は、その本質において家具との共通性を暗示している。じゃあ、作っちゃおうぜ、というわけで、こんな連中がいたりするわけだけど、これがどうして、なかなかイケてますな。ミースファンデルローエも葉巻の紫煙越しにウインクしてくれそう。デュシャンには怒られそうだけど。(このチェア、ホーン付きってところで完全に恋に落ちました)

パリの青い自転車….。

museeuw bikes MF-1

大好きだったベルギーのロード選手ヨハン・ムセウが2004年に引退して、自転車ブランドを立ち上げたという話は耳にしていたけど、選手としては好きだったけども、バイクのほうは正直言ってどうでもよかったので、ついさっきまで彼のロードバイク・ブランドのことはまったく気にも留めていなかった。

ところが Cyclowired.jp にベルギーを拠点に日本の若手ロードレーサーたちを組織したその名も「チームユーラシア・ムセウバイクス」というU-23のチームが出来たという記事を読んで、ふと胸騒ぎがしてムセウバイクスのウエブサイトを訪れてみた。

いいね、これ! カッコいいじゃない。カーボンの材料にフランダース地方で栽培された亜麻(Flax)を使用しているって書いてある。カーボンバイクもある意味エコ的なものがあるわけだけども、こんな風にアースとテクノロジーを絡めるやり方には、余計にグッとくるものがある。(何気にフレームにあしらわれたロゴのフォントも気に入っている)

ムセウはツール・ド・フランドルパリ〜ルーべといった「北のクラシック」の王者として君臨したわけだけども、彼のバイクもそんなハードで過酷なベルギーのロードレース文化を反映した土臭さと、最先端のテクノロジーとデザインを融合したハイブリッドプロダクトなんだろうな、きっと。

乗り味もレビュー記事なんかを読むと「剛性感とスムーズさを両立している」なんて書かれている。

ロードバイクは粋なイタリアンもいいけど、どこかハードボイルドな香りがするベルギー製のバイクもなかなかどうして侮れない。というか、僕はどっちかというとこのムセウバイクに惹かれるな。

メルクスさんごめんなさい。あなたのバイクも好きです)

MITが発表した電動ホイールがよく出来ている。普段自分が乗っている自転車の後輪をこのホイールに変えるだけで電動自転車に早変わりしてしまうというアイデアも秀逸だけど、センサーやGPS機能等もハブに内蔵されていて、ハンドルバーにセットしたiPhoneに走行データをリアルタイムフィードすることでiPhoneを高性能サイクルコンピューターとしてパッケージングできるデザインになっているところがとってもクール。名前の通り、街乗りアーバンバイク向けの「拡張機能」として、バージョンアップを重ねていけばマインドセット的にもファッション的にも可能性を秘めているんじゃないかな。

これ、MITは秋葉原的な資材調達をしていると思うけど、たぶんもうちょっと小さくできるよね…。

(ちなみにサイクルコンピュータのGUIが個人的にはスイートスポットだったりするんだよなあ)

photos credited to: A project by the MIT Senseable City Lab senseable.mit.edu/copenhagenwheel/ Photos by Max Tomasinelli www.maxtomasinelli.com

コミュニティサイクル事業がこれでやりやすくなるかもしれないなあ。

ドコモ、自転車シェアリング参入 予約・決済など携帯1台で(IT-PLUS)

Les Parapluies de Cherbourg先日、僕の大好きな映画「シェルブールの雨傘」のデジタルリマスター版を観る機会があった。何度も見たことがある映画なのに、そのときこれまで一度も気に留めなかったある事実に気が付いた。映画の中にやたらと自転車が登場するのだ。1950年代後半という時代背景もあるけど、それにしても自転車が単なる小道具以上の存在感を放っている。監督のジャック・ドゥミが生きていたらこう聞いてみたい、「君は自転車がそんなに好きだったのか?」と。

そんな話をヴェロクラブ一の紳士K氏に話したら、彼はこの映画で至高の音楽を創造した作曲家ミシェル・ルグランのファンだという。僕もルグランの大ファンである。だったら、ヴェロクラブで「シェルブールの雨傘」の鑑賞会を開くしかないよな。自転車とルグランがここで繋がった。:-)

エコポート風景 part1最初にお断りしておくと、以下の記述は東京・丸の内で2009年10月1日から11月30日まで開催中のコミュニティサイクル社会実験の現場をたまたま通りかかった野次馬の視点でレポートしたただの“インプレッション”記事です:

前回からの続き)私たち「ヴェロクラブ」メンバーはまず、平日の昼過ぎに東京・丸の内大手町ビルにあるJTB丸の内支店を訪れた。ウエブで読んだ情報によると、ここともう一つ、有楽町のJTBオフィスの2カ所でのみ「ユーザー登録」ができる、ということだった。

調査隊は大手町のほうの「エントリーポイント」にまずアクセスすることにした。しかし、これがまた分かりにくいところにある。登録場所は、要するに JTBさんの営業所の中にあったのだが、変な幻想を抱いていた私たちは、オシャレな登録用KIOSKのようなものが Registration という看板とともに街中に立っていることを想像していたものだから、なかなか目的地にたどり着けない。結局、くだんのJTB営業所内の旅行受付カウンター にたどり着くと、デスクの横に2種類のパンフレットと登録用紙一式がとっても地味に置いてあったのだった。

でも、よく考えてみたら、タイムトラベラーになって未来の東京にワープしてみると、この種のサービスが一般に普及した社会では、コミュニティサイクルの登録・申込窓口は多分コンビニのレジや郵便局のカウンターだったりするわけで、上記のシーンも“未来眼鏡”を通して見れば、ちっとも不自然ではない。 続きを読む »

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