先日たまたま東京・本郷で開催された Android Bazaar and Conference 2011 Winter に出向く用事があったんだけど、その会場で楽しいモノを発見してしまった。あのパイオニアさんが、なんと Android OS で動くサイクルコンピュータの試作品を展示していたんだよね。

エキップアサダと共同開発しているというから、かなり本格的。オプションのアプリや機能部品をダウンロードできるようにするとのことだし、Android のエコシステムを存分に活用したバイク・コンピューティングを実現してくれるかも。

リンク先の写真にあるように、コンピュータのデスクトップ画面は確かに Android そのもの。サイクルコンピュータの一般機能をすべて実装するほか、ケイデンス測定できる(専用デバイスあり)。アダプター経由でバイクにワンタッチで取り付け・取り外しができるので、自転車を離れるときは Android デバイスも一緒に、が可能。いい感じですね。開発者の方々には、音声ガイダンス機能をつけてもらうように頼んでおきました。:)

パイオニアさんには、是非このシステムをツールドフランス出場チームに提供していただきたい(声を大にして言います)。

仲間とやっているクラブでも導入実験しちゃいたくなるなあ。

MITが発表した電動ホイールがよく出来ている。普段自分が乗っている自転車の後輪をこのホイールに変えるだけで電動自転車に早変わりしてしまうというアイデアも秀逸だけど、センサーやGPS機能等もハブに内蔵されていて、ハンドルバーにセットしたiPhoneに走行データをリアルタイムフィードすることでiPhoneを高性能サイクルコンピューターとしてパッケージングできるデザインになっているところがとってもクール。名前の通り、街乗りアーバンバイク向けの「拡張機能」として、バージョンアップを重ねていけばマインドセット的にもファッション的にも可能性を秘めているんじゃないかな。

これ、MITは秋葉原的な資材調達をしていると思うけど、たぶんもうちょっと小さくできるよね…。

(ちなみにサイクルコンピュータのGUIが個人的にはスイートスポットだったりするんだよなあ)

photos credited to: A project by the MIT Senseable City Lab senseable.mit.edu/copenhagenwheel/ Photos by Max Tomasinelli www.maxtomasinelli.com

エコポート風景 part1最初にお断りしておくと、以下の記述は東京・丸の内で2009年10月1日から11月30日まで開催中のコミュニティサイクル社会実験の現場をたまたま通りかかった野次馬の視点でレポートしたただの“インプレッション”記事です:

前回からの続き)私たち「ヴェロクラブ」メンバーはまず、平日の昼過ぎに東京・丸の内大手町ビルにあるJTB丸の内支店を訪れた。ウエブで読んだ情報によると、ここともう一つ、有楽町のJTBオフィスの2カ所でのみ「ユーザー登録」ができる、ということだった。

調査隊は大手町のほうの「エントリーポイント」にまずアクセスすることにした。しかし、これがまた分かりにくいところにある。登録場所は、要するに JTBさんの営業所の中にあったのだが、変な幻想を抱いていた私たちは、オシャレな登録用KIOSKのようなものが Registration という看板とともに街中に立っていることを想像していたものだから、なかなか目的地にたどり着けない。結局、くだんのJTB営業所内の旅行受付カウンター にたどり着くと、デスクの横に2種類のパンフレットと登録用紙一式がとっても地味に置いてあったのだった。

でも、よく考えてみたら、タイムトラベラーになって未来の東京にワープしてみると、この種のサービスが一般に普及した社会では、コミュニティサイクルの登録・申込窓口は多分コンビニのレジや郵便局のカウンターだったりするわけで、上記のシーンも“未来眼鏡”を通して見れば、ちっとも不自然ではない。 続きを読む »

モビリティの最も自由な表現手段として...

モビリティの最も自由な表現手段として...

実は最近、地元の仲間達と自転車同好会を結成してしまった。その名も「湘南ヴェロクラブ」である。休日は自転車三昧、平日でも通勤手段として天気さえ良ければ最寄りの駅まで自転車で通っている。と言いたいところだが、実際にはそんなにしょっちゅう乗っていなかったりする。

というのも、出先での駐輪スペースの問題や気持ちよく自転車が走れる道があるようでない、といった些細だが「その気」が萎えるような理由が多々あって、なかなか「自転車で出かけよう!」という気持ちにならないのだ。

週末の湘南などは自転車乗りには天国なはずなのだが、どうしてか、あの「ウキウキ」感がない。かつてベルリンに住んでいたときには自転車中毒者だったこの私が、である。

結局、日本における自転車の位置づけは、歩行者以上、自動車未満、その存在は幽霊のようであり、交通法規上は存在していても、その適用が至極あいまいなため、どうにもつかみどころがない。とにかく中途半端な存在なのだ。最近自転車が若者から団塊ピープルまで全国的なブームになっているが、ロードレーサーが売れようと、ブレーキ無しのピストが街を滑走しようと、それらはしょせんはママチャリの亜種であり、放置自転車の山が無惨にも駅前に累々と積み上げられている、自転車にはそのようなイメージしかない。

なんだか,「セッティング」が全然楽しくないのだ。

とはいえ、そんな日本でも、コミュニティや社会システムの中における自転車の役割を論じたり「自転車に自由を!」などと声高に叫ぶことが、以前よりは不自然じゃない時代になったんじゃなかろうか。自転車市民権宣言なんてものを主張する人々も出てきているくらいだ。

例えばパリのコミュニティサイクル・プロジェクトとして、世界的にその成功が注目されているヴェリブ Vélib’ 。最近、日本でもヴェリブがいたるところで話題に上るようになっている。Google で検索してみ欲しい。いくらでもサイトが出てくる。

このようなムードを反映してか、折しも、先月から11月30日までの2ヶ月間にわたり東京・丸の内でJTBが「コミュニティサイクル社会実験」と称してレンタサイクルのパイロットプロジェクトを実施している。そこで、わが湘南ヴェロクラブ調査隊が野次馬根性で現場を視察してきたのだった。(続く

Get Adobe Flash playerPlugin by wpburn.com wordpress themes